電子書籍沼にハマって1ヶ月目の感想
ステマじゃないよ、ガチで
きっかけ
去年の年末のことなんだけど、本棚がパンパンになっちゃって。それで壁一面の本棚を作ってもらおうと思って、いくつかシステム家具の会社を回ってみたんだ。そしたら、提示された値段を見て目が点に…。1万円から8万円まで、ピンキリだったわけ。結局、適正価格が分からなくて、その話は一旦保留になったんだよね。
で、年始に日本に行った時なんだけど、毎日、電車の待ち時間とか移動時間でやることがなくてさ。それで電子書籍リーダーを買ってみようかなって思ったわけ。Kindle、Kobo、Mooink、Onyxとか、色々調べてみたけど、一番悩んだのはオープンシステムにするかどうかだった。オープンシステムだと、書籍の購入先をメーカーに制限されないっていうメリットがあるんだけど、システムが重くなりがちで、本体の重さとかバッテリー持ちが悪くなるっていうデメリットもある。
俺はラノベをよく読むんだけど、BookWalkerって自分のリーダー出してないんだよね。だから、そこが結構ネックで悩んだ。
Kindleは最大手だけど、簡体字の翻訳書は買いたくないし、いつになるか分からない日本上陸を待つのも嫌だったから、早々に候補から外れた。で、ちょうど日本にいたから、ビックカメラに行ってKobo Formaの実機を触ってみたわけ。そしたら、もう感動! まず、片手で持てるデザインがいい。Kindleのパクリっぽいけど、全体の握り心地がすごくいい。反応速度も悪くないし、何より軽いのが最高。片手で持ってても全然疲れない。
帰国してすぐにKoboのサイトで書籍のラインナップを確認してみた。うん… 全体的には、そこまで充実してないけど、許容範囲内かな。ってことで、ポチッてしまったわけ。
以下、電子書籍沼にハマって1ヶ月経った感想をまとめてみた。
メリット
- 本が安い。 Koboはしょっちゅうセールやってるし、この前の正月は50%オフセールやってたし、国際ブックフェアでも全品48%オフとか、もう買っちゃうよね(しかもラノベは元々割引されてるっぽいし)。結局、1ヶ月で87冊も買っちゃった。去年の1年分近く買ってるわ。
- 読書量が増えた。 いつでもどこでも読めるから、今までスマホをダラダラ見てた時間、電車の待ち時間とか、ラーメン屋さんの行列に並んでる間とか、カフェでコーヒー飲んでる間とか、全部読書に充てられるようになった。この1ヶ月で25冊読破。紙の本で読んでた頃の5倍くらいのペース。
- 読書スピードが上がった。 文字の大きさと行間を調整できるから、前よりずっと速く読めるようになった。前はラノベ1冊読むのに2時間半くらいかかってたんだけど、今は平均1時間半くらいで読める。
- 収納スペースが節約できる。 システム収納棚業者涙目。
デメリット
- 本が文字だけになる。 これが電子書籍の一番のデメリットだと思う。いい本って、文章の内容だけじゃなくて、見た目とか、レイアウトとか、紙質とか、そういうのも読書体験に影響する要素だと思うんだよね。特にラノベは挿絵っていう重要な要素があるし、装丁が凝ってるやつ(オーバーロードとか、輪廻のラグランジェとか)は、やっぱり紙で買っちゃう。あとは歴史系の本とかもそう。本来は綺麗な古物の写真が、白黒の電子書籍リーダーの画面で見ると、めちゃくちゃしょぼくなったりする。あとは、凝ったレイアウトの本だと、業者がそのままPDFに変換しちゃって、めちゃくちゃ読みにくいやつとかもある。
- 好きなページを開いて読むことができない。 これも結構悲しい点。俺は枕元に何冊か本を置いておいて、寝る前に適当に1冊取ってきて読むっていう習慣があるんだけど、電子書籍だとそういう「ふらっと読む」みたいなことができない。
- 読みたい本が全部電子書籍化されてるわけじゃない。 Koboにないやつとか、そもそも電子書籍版がないやつとか、PDF版しかないやつとか、そういう時はおとなしく紙の本を買って積むしかない。
まとめ
全体的に見て、読書量が多い人には電子書籍リーダーはおすすめ。目を保護できるし、隙間時間を有効活用できるし。