まさかMediumデビューが技術系の記事じゃないとは…歳かな…
いつからだろう、画像を集めるのが習慣になったのは。気になる画像を見つけると、反射的に右クリックで保存(全ブラウザの画像保存ショートカットキー、覚えてるんだぜ)。しかも、好き嫌いなく何でもかんでもだ。無意識の行動だから、分類なんてしたことなかった。だから、デザイン素材だろうと、芸術作品だろうと、初音ミクの萌え画像だろうと、はたまたビリー・ヘリントンの哲学♂写真だろうと、全部ごちゃ混ぜに「images」っていうフォルダに突っ込んでた。
だんだん慣れてくると、ダウンローダーってやつを使うようになった。一枚一枚コピーしてたのが、URLをコピーしてダウンローダーに渡せばまとめてダウンロードしてくれるように進化したんだ。でも、この時点でもまだ分類って概念はなかった。500pxの風景写真とふたば☆ちゃんねるのAAが、「images」フォルダの中で肩を並べてた。
ダウンローダーの便利さに気づいてからは、いろんな画像パックをダウンロードするようになった。「images」の中身はさらに混沌として、以前は少なくとも全部画像だったのに、今度は深さの違うフォルダまで増えてきた。しかも、その容量の増え方は、蔡英文総統の支持率の下落速度並みに速い。そこで、NASっていうか弱いサーバーを買って、そこに画像の山を置くことにした。「images」フォルダは晴れてリモートドライブに昇格だ。でも、管理の問題は相変わらず頭を悩ませてた。何百万枚もある画像を一枚一枚ファイルマネージャーで分類するなんて、何十時間もかけてられない。どうすればいいんだ?
そんな時、運命の出会いがあった。そう、Picasaとの出会い。
当時のPicasaは、僕のニーズを完璧に満たしてくれる存在だった。フラットなフォルダブラウジングは、不要な階層構造を無視させてくれるし、タグ付け機能もある。そして何より、何百万枚もの画像の処理と検索が、Fucking fast!他にも、微妙な顔認識機能とか、色々機能はあったけど、僕にとっては上の点がもう神レベルでありがたかった。こうして、僕とPicasaの甘い蜜月が始まったんだ。
でも、良いことばかりは続かない。Googleが2016年にPicasaの更新終了を発表した。そこで、僕はまた、何百万枚もの画像を管理してくれるソフトを探す旅に出ることになった。Pixa、Inboard、Pixave、iPhoto、Win10標準の写真アプリ、XnView、FastStone、Eagle… 色んなソフトを試した。どれも素晴らしい点もあったけど、決定的に使うのをためらう理由があった。なんで、僕のニーズに完璧に合う画像管理ソフトがないんだ?その時、g0vのあのスローガンを思い出した。「『誰か』は、あなたです」。
よし、作るか。
ちょうど仕事が一段落したところだったし、自分のニーズは自分で満たすことにした。こうして、Tiatというソフトが誕生したんだ。
いや…正確には、まだ半分生まれただけ。頭が出たところだ。以下は、このソフトの設計思想の一部だ。
さて、宣伝はここまでだ。これがTiatのプレローンチページだ。興味のある人は、メールアドレスを登録して、最初のテストに参加してほしい(安心してくれ、広告メールを送る暇はない)。意見や要望があれば、気軽にコメントしてくれ。実は、分散学習とか、やりたいことはまだまだたくさんあるんだ。でも、このままだと永遠に完成しない気がしてきたから、それはまた追々やることにする。久しぶりに文章を書いたら、予想以上に時間がかかってしまった。次回は、開発中の面白い話を書こうかな。