仕事柄、ずっと画面を見続けるので、こういうタイプの製品はずっと気になってたんだよね。前に電子ペーパーのタブレットを試したんだけど、反応速度が遅すぎて、普通のタイピングですら一苦労。だから結局、もっとプロっぽい見た目のPaperlikeを選んでみた。
大上は日本で代理店やってないから、最初はIndiegogoで買おうと思ってたんだけど、サイトを見たら独自のshoptifyサイトを立ち上げてて、手続きがめっちゃ楽になってた。気をつける点は、以下の2点くらいかな。
まず、反応速度は結構速い。普通のディスプレイには及ばないけど、許容範囲内(体感で20~30fpsくらい)。他の電子ペーパー製品と比べると、かなり速い。文章を書くのには、すごくいい感じ。コーディングはというと、試してみたけど速攻で諦めた。反応速度自体は問題ないけど、画面が小さすぎる…。個人的には、小さい画面でプログラム書くのは好きじゃない。大きい画面でサクサク片付けたい派。普段から小さい画面で作業してる人なら、試してみる価値はあるかも。
ディスプレイ自体は、3つのモードがある。要はコントラストの違いなんだけど、前面のボタンで簡単に切り替えられる。残像が出ても、手動でリフレッシュできるから便利。バックライトは、正直言って余計なお世話。わざわざ光が欲しいなら、電子ペーパーなんて買わないし(笑)
付属品は、USB+HDMI=>mini HDMIのケーブル。USBで給電するタイプで、長さは約1m。公式では変換アダプタの使用は推奨されてないみたいだけど、自分は普通のHDMI延長ケーブルを使ってるけど、今のところ問題なし。あと、入れ忘れなのか何なのか、同じケーブルが2本入ってたんだけど、スタンドが入ってなかった…(スタンドっぽいネジは入ってた。しかも、やたらと大きい)。今はIKEAのタブレットスタンドを使ってるけど、サイズ感はピッタリ。
ソフトウェアは、自分のWin10デスクトップでは、挿すだけですぐに使えた。互換性の問題はなし。グラボは15万年前に買ったAMD 7700だから、そんなに新しいグラボは必要ないと思う。ただ、Windowsがなぜか最初、タッチ操作をメインディスプレイに投影してたんだけど、これはコントロールパネルで設定変更できた。タッチ操作はすごく便利。タッチ対応と非対応のバージョンがあるみたいだから、選ぶなら絶対タッチ対応のほうがいい。このディスプレイでマウスを使うのは、かなり苦痛。使いたくなくなる。
今のところ、自分はライトテーマのブラウザ(FFがおすすめ。Clean readerが標準搭載されてる)を開いて、フォントサイズを調整して、Paperlikeディスプレイに固定表示してる。調べ物とか、ドキュメントを読んだり、文章を書いたりするのは、全部ここでやってる。作業時間の5割くらいは、これでカバーできてる。目がすごく楽になったし、一部のWebサイトで発生する、目に悪い白背景のせいで目がチカチカすることもなくなった。コーディングは、人によると思う。自分は大きい画面でやるのが習慣になってるけど、普段から13インチのMacで作業してる人なら、試してみる価値はあるかも。
総評としては、3万円以上する価格は確かに高いけど、今のところ他に有力な選択肢がないのも事実。エンジニアやライターにはおすすめ。お金はまた稼げるけど、視力は一度失ったら戻ってこないからね。
あ、そうそう。このディスプレイ、縦向きにして漫画読むとめっちゃいいよ。マジで。